年収200万円ダメ営業何故年収3000万円のできる営業に(中編)
年収200万円ダメ営業何故年収3000万円のできる営業に(前編)」の続きです。
件の知己は、コミュ障をなおすために、敢えて飛び込み営業に飛び込んだのです。
しかし、案の定、彼は、
最初は私同様、売れる営業とは程遠い、ダメ営業マンでした。
私同様、どうして売ったらいいか誰も教えてくれないし、
そのくせ発破は一丁前にかけられ、
試行錯誤しても結果が出せず売れる営業マンなどなれずでした。
歩合制の割合が多く、自爆営業で何とかノルマをうめ、
売れる営業マンをうらやみつつ、
実質年収200万円程度でした。
売れる営業マンをうらやみつつ、
憂さ晴らしに、ヤケ酒とやけ食いの日々を繰り返していました。
これじゃ体にいいわけなく、
わかっちゃいるけどやめられず、
売れる営業マンとほど遠い彼は、
胃はキリキリ痛む、
腸はズキズキ痛む、
吐き気はする、
下痢はする、
しかも、
寝ても夢の中でも叱責に苛まれ、
売れる営業マンと引き比べられ蔑まれ、
自然不眠症ぎみになり、
集中できかねる日々が続き、
当然そんな状態で仕事がうまくいくはずもなく、
益々もってイビられ、邪魔者扱いされ、
売れる営業マンをうらやみつつ、
途方に暮れていました。
私が体験したことなどが生ぬるく思えるくらいです。
そうした絶望の日々の中で、
彼はひょんなきっかけから売れる営業マンになるための心得に開眼したのです。
手法は盗めばいい!と。
売れる営業のノウハウは、
誰かに教わるのを待つなんて横着なことではだめだ、
売れる営業マンのやり方をトコトン盗むに限る
という事に気が付いたのです。
何故売れる営業マンの心得に気が付いたか。
おいっ子の勉強を見てやった時、
国語の問題に、とある職人のエピソードが出てきたのです。
その職人は、親方から教わったことは、ほとんどありませんでした。
親方の仕事ぶりをよく見て、
何度も自分で行って身につけたということです。
それをみて、彼は自らの今までの横着ぶりを恥じたと言います。
同時に、自分にもできる、自分にも売れる営業マンになれる。と自信をつけました。
そこで、ダメでもともと、
上司に、また、売れる営業マン自身に、
営業に同行させてもらい、勉強させてもらえないかと頼み込んだのです。
もし断られたら、もう売れる営業マンにはなれっこないと割り切り、
黙って退職届を出して、もうあすからは会社に来ない覚悟だったそうです。
後編に続く!
※この記事は、実話をもとにしたフィクションです。